弟は、いずれお墓を福岡に移すと言ってました。私は長男の役目だと思い反対はしませんでした。そして弟の後は、弟の次男が受け継ぐと言ってたのでそれならば...と思っていたのです。

納骨堂の申し込み時に、50万支払いました。福岡にお墓を移すならば納骨堂は不要になります。23日から宮崎に行ってる主人に、お寺まで行って申し込んだ私が、ALSになり動けなくなってすべてを弟に任せなくなってしまったことなど、事情を話してキャンセルをしてもらおうと思って頼みました。

すると、お寺さんからは弟からお墓移動の連絡は受けていない。両親が生きている今お墓を動かしたら亡くなった時地元での葬儀が出来なくなる。今動かすことは法律違反になると言われたそうです。そのことを弟に報告。。弟はすぐに福岡の和尚さんに相談したみたいです。

主人から事情を聞いて、今回の墓移動を辞めるようにラインに書いて三男に伝えてもらいました。「2人が生きてる間は実家の方に置いといて、その間2人の面倒を見つつ墓守りをして、お寺の住職さんと墓移動について相談していって」と!私は、今まで弟がお墓の掃除をしたところを見たことありません。2人の面倒見ながら、盆正月お彼岸には、お墓へ思いやりをもって掃除に帰るくらいの気持ちを持ってほしい…と思っていました。

弟の予定は、福岡から和尚を連れて行き、そこに親戚数人を集め墓じまいをして、墓石は穴を掘って埋めるというものでした。(墓石を穴を掘って埋めることは不法投棄になるそうです)...私は墓じまいの時のお墓の魂抜きは、地元のお寺に頼んでいるとばかり思ってました。

9月28日、弟が福岡の和尚を連れて実家のお寺にあいさつに行くと言ってきました。前日、実家の方のお寺に弟から連絡があったみたいで、住職さんカンカンに怒ってたそうです。その席に親戚の人を同席させてほしいと連絡を受けた主人が、従姉に相談すると従姉夫婦と分家さんが行ってくれることになりました。

私も何かしないと…と思うと前の夜は眠れませんでした。28日の朝6時半に目覚めるとパソコンをセットしてもらい、話し合いの席で読んでもらうよう従姉のLINEへ私の想いを書いて送りました。その間、従姉は父に相談したみたいで、話し合いの席に父を連れて行くと連絡が来ました。

心配でした。「死んだらなーんもわからんくなるからどうしようとかまわん」と言っていたからです。ところが、父も「俺に何の相談もなしに絶対反対!」と激怒していたそうてす。「俺が死んだら地元のお寺に行く!どこにも行かんぞ!」と言ってたそうです。その言葉に私もびっくりしました。

話し合いの結果...お墓やお骨の移動はしない。持っていったお位牌は実家に帰す。お墓を納骨堂に納めることが決まったそうです。。。その後弟から、今後納骨堂にかかる費用は黒木家は一切知りません。実家を出て嫁いだ私がお墓の面倒を見たら黒木家の因縁にやられるよ!怖いからね…と脅してきました。みーんなその和尚の教えなんでしょう~。私には、弟自体が因縁の塊としか思えません!それに、そのお寺の為に実家のお墓を移動しようとしか思えなく、お位牌にお経を唱えるのも和尚さんごっこをしてるようにしか見えなかったのです。今の弟に、私たちの言葉は届きません。

父の想いがはっきりしててよかったと思いました。これからは、弟が何と言おうと父の意向を守ってあげたいと思います。黒木家は知らないと言われた以上、出来るのは私しかいません。私に変わって主人が動いてくれるそうです (ありがとう) 弟には今後の事は、父と相談していくので口出しするな!と言っておきました。 

そして県外人と接触した父は、ヘルパーやデイサービスのサービスが受けられないため従姉が一週間面倒を見てくれました。草刈りの手伝いや野菜の手入れをしたり、従姉の孫の運動会を見に連れて行ってもらったり、近くに住む実の妹を呼んでくれて一緒に過ごしたりと充実した一週間を過ごしたみたいです。いつも助けてくれる従姉!ほんとうにありがとう~

除草作業を手伝う父
故祖父が寄贈した英魂碑の碑石

日清戦争、日露戦争にて尊い命を落とされた方々の英魂をお祀りした英魂碑 

(長文お付き合いいただいてありがとうございました)

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