私にはひとつ年下の弟が居ます。今は福岡に住んでいて理容業の仕事をしています。子供3人いますが離婚しています。30代の頃、父に敷金を出してもらい、中古の家と床屋のお店を建て宮崎に住んでいました。その頃から霊の世界に興味を持ち『ものしり(霊能者)』の所へ入り浸るようになり...結局、先物取引に手を出して失敗し夜逃げ同然のようにして福岡に一家で引っ越ししていきました。

その後も霊の世界への興味は続き、霊現象が見えるという〇〇院の和尚と知り合い、そこのお寺の信者になりました。朝夕に2時間近くお経をあげているようです。主人と私と弟の元嫁で弟を信者から切ってくれるようにお願いをしに乗り込んでいったこともありました。その時の和尚の印象が高貴な人に見えなくて…3人とも同じ印象を持って帰ったこともありました。それから10年以上その和尚の言いなりに生きている弟です。出来れば、あまり関わりを持たずそっとしておきたい存在でした。

ところが私がALSになり、実家の事、両親の事を頼まないといけなくなったので、弟に話をしました。すると、案の定お寺に来て和尚にお経をあげてもらうと病気が治る!と言ってきたのです。もちろん断りました。

今度はラインで「姉貴は、他人と自分を比べてくよくよし過ぎて、自分で病気を作ったんだ」とか、お寺の説法みたいなのを、次々に書いては送り付けて来て、読めば読むほど具合が悪くなる内容でした。止めるように頼んでも、止めてくれないのでラインをブロックしました。必要なことはショートメールか電話をかけるようにしました。その後も、「それ以上悪くならないから!」と言って私の体を気遣う事もなく、これまでに一度も顔さえ見に来ようともしません。

最近では「三男が介護してるから姉貴は死なない!三男を生んでてよかったね」って言ってくる有様。今は、主人もラインブロックされているそうで唯一の窓口が三男だけになってます。親戚からも嫌がられ信用を無くしてしまってる弟。本当に困ったものです。

お墓問題勃発(1)

私が病気になった頃、弟が実家のお位牌を福岡の方へ持っていきました。お位牌にお経唱えるためです(宗教は全然違います)  私が帰れなくなったら、お墓の掃除が出来なくなり草に覆われてしまうので、母と相談して当時建設中だったお寺の納骨堂を申し込みました。その矢先のコロナ騒動。納骨堂が完成した時は、私の症状も進んで帰れなくなり未だにお墓を動かせていない状態です。今年の夏は、従弟たち4人で猛暑の中草払いをして墓掃除までしてくれました。私を守ってくれるように願いながら…従姉たちにはいつも助けられ感謝しかありません。

ところが、9月になり弟から実家のお墓を墓じまいをして福岡のお寺に持っていくから、費用の半分を親のお金から出してほしいと連絡が来ました(両親の通帳は私が管理しています) 納骨堂の件も以前は相談してたのに「姉貴が勝手に申込んで契約者になってるので黒木家(私の旧姓)としては、一斉知りません」と言ってきたのです。

両親は健在なのに…

(2)へまだまだつづく

(長文お付き合いいただいてありがとうございました)

実家周辺からの風景
従姉妹宅近くに咲く彼岸花

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