胃ろうの手術をして一週間、抜糸がおこなわれました。傷口も綺麗になってるとのことでした。それから在宅生活に向けてリハビリが始まりました。呼吸器をつけても今まで通りの生活ができるだろうと、甘い考えを持っていました。ところが~

人工呼吸器

入院してすぐに、人工呼吸器が付けられました。その時、スピーチカニューレから人工呼吸器用のカニューレに交換がありました。スピーチカニューレを外すと気管切開した穴が、小っちゃくなってると先生の喋る声が、次の瞬間カニューレを喉にグイグイ押し込まれ痛くて、むせて涙は出るし...落ち着くのにしばらく時間がかかりました。

それから2週間後にまたカニューレ交換が来て同じ痛みが。。。主治医の先生にもうひとつ小さいサイズのカニューレを!とお願いしてみました。すると、ピアスの穴といっしょで小さくすると穴はどんどん小さくなっていくので、痛いだろうがこのまま我慢するしかないですね~痛み止めの入ったゼリーを多めにつけておきますから...と

人工呼吸器をつけて一週間後に病院用のでっかい呼吸器の機械から家庭用の小さいコンパクトサイズの機械に変わりました。これから私の命綱になる相棒です。

それから、その機械を付けたまま10日ぶりにお風呂に入ることが出来ました。お風呂と言ってもボート付きストレッチャーで横になったまま体を洗ってもらいます。頭洗ってもらったのがとっても気持ちよかったです!

私の相棒となった呼吸器

低圧持続吸引機(アモーレ)

病院の方から家族に紹介があったみたいです。ただ保険適応外で自費になるとの事。15万円!けど主人が買うと返事をしてくれたそうです。

しばらくして、その機械が病院に届きました。するとそれ専用のカニューレに交換!。。。カニューレと持続吸引機 (別名アモーレ)を繋げるとジュルジュルと痰を引き始めました。それ以来昼も夜も看護師さんから吸引してもらわなくてよくなりました。  

この機械を紹介してくれた方が来て...痰が比較的柔らかくて機械と合ってよかったね!と言ってくれました。これで家に帰っても家族の負担がかなり減ります。

主治医の先生からは、「これだったら、喉の喉頭分離手術は必要ないかもね!」と言われました!

低圧持続吸引機

アトラスライン(リフト)

呼吸器をつけても今まで通り、脇の下を抱えて移乗が出来るものだと思っていました。しかし呼吸器をつけての移乗は、危険を伴いポータブルトイレでの排泄はリスクを伴います。と言われました。

そこでアトラスライン(リフト)の登場です。ベットに横になったままリフト用のスリング(4万円。介護保険適用で4千円の負担)を体の下に敷きこみます。4個の紐をリフトに引っ掛けリフトを上げると、吊り上げられそのまま車椅子へ移乗します。

家族やヘルパーさん達に使い方を覚えてもらわないといけません。それに2人介助で使わないといけないとの事。今までのように自由に起きていけない!ベットで過ごす時間が多くなることを覚悟しました。

一番困るのはお通じの時で、ベット上で差し込み便器を利用してますがなかなかすっきりでません。看護師さんから敵便をしてもらったり、浣腸液など使っています。差し込み便器を使用する際、リフトを使って足腰を吊り上げ差し込み便器を使用するんだそうです。そのスリングが4万円!簡単に横向きになる事も出来なくなったのか~と改めて思いました。

アトラスライン(リフト)

(長文お付き合いいただいてありがとうございました)

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