ALSになって思う事!

ALS・・進行して行くと最終的には、気管切開や胃ろうをどうするか?って言うのが問題になってきます。

初体験

今年7月まで働いていたグループホームは、看取りまでしてました。私がいた11年と2ヶ月の間に思い浮かべると11人の方を見送りました。

私が最初に臨終に立ち会えたのは、ある入居者さん(話しも出来ず寝たっきりの女の人)が体調を壊され病院に入院されていました。しかし御家族が「ホームに連れて帰りたい」と希望され、退院して帰って来られました。その夜、翌日から看取りに向けて、どういう風に介助するか、全職員が集まってミーティングをしていました。何時頃だったかは、覚えてませんが呼吸のしかたが変わって来て、だんだんと息をする間隔が開いて0時を過ぎた頃、息を引き取りました。御家族の方達も居らして、全職員とお見送りする事が出来ました。

ホームの近くの蓮の花

看取り

看取りに入るには、体調を壊された時に病院に搬送するか、何もしないで自然に逝くかを、本人の気持ちや御家族の気持ちを確認しておきます。

看取りに入るタイミングが難しく、病院の先生と相談、本人さんの状況を看護師が逐一報告したりして先生の指示を仰ぎます。出来るだけ口から食べてもらう事を優先しますが、ムセたりして食べれなくなると、点滴も止め、身体をだんだんと枯らして行きます(個人差があるので全ての方には、当てはまりません)

死期が近くなると御家族に報告し、できるだけ一緒にお見送りが出来るように対応します。

亡くなると、主治医が死亡確認に来られ死亡診断書を書いて下さいます。その間に、身体の処置をして御家族と一緒に手洗いや足浴、着替えや化粧などをして身支度をします。診断書が届いたらホームを出て自宅や葬儀場へ行かれるので、みんなで🙏してお見送りをします。

亡くなる度に、その方と過ごした時間を思い出します😭 最後までお世話させて頂いて、見送れた安堵感と達成感?みたいなものを感じていました。

私は・・?

看取りを経験して、「私も最後は何もしないで自然なままでいい」って思ってました。もちろん、呼吸器や胃ろうまでしないつもりでいました。

けど…ALSに😢 次男言わく「気管切開して胃ろうをしたら元気になって何処にでもいけるとよ!」と言います。気管と食道の分離手術をしたら、痰もからまないとか。

家で介護する大変さもわかります。気管切開して逆に長生きでもしたら・・・💦 家族としては、どんな形でもいいから生きていて欲しいって思うでしょう。逆の立場だったら、絶対私もそう思います。。

今思う事

なので、気管切開しないまま何年も生きてしっかり家族のお世話になって、最後を迎えるのが今の私の目標です😊(出来るといいなぁ〜)

去年の敬老会

今年も19日に敬老会をするから来て!と誘われましたが行けません😢(みんな!頑張って💪)

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